ネオンサインのきらめく路地を曲がると。
右手に拳銃。
左手にスタンガン。
ごく短いチェックのスカートにブレザー姿の女学生が立っていた。
「服を脱げ」
拳銃を突きつけて、彼女は言った。
「えっ」
怪訝な表情をしたであろう私に向ってもう一度、
「服を脱げ」
少女は女学生らしいイントネーションで繰り返した。
「袋に入れろ」
私が服を脱ぐのを一枚一枚確かめるように見つめていた少女は下着どころか靴までとって全裸になった私に命じて、
戦利品をショッピングセンターの紙袋に詰め込ませる。
「両手を壁につけ」
少女は覆面の下から冷たい声で命令した。
拳銃もどうやら本物だ。スタンガンからも、バチッ、と火花を発して見せた。逆らえない。
彼女は壁に両手をついて頭を下げた私の股間に後ろから手を伸ばし、銃口を私のこめかみに押しつけながら、
性器をわしづかみにして激しく扱いた。
私は驚きと恐怖に呻いた。
スカートが微かに尻をなでた。素脚が私の脚を挟み、下着がじかに肌に触れるのを感じると、灼けるような苦痛が肛門を突きぬけ、
同時に感じるはずもない快感が下腹部にこみ上げた。ああ、と大きく開いた口から空唾が飛んだ。
覆面少女は私を射精させると、スタンガンで失神させたすきに私を路地裏に裸で放置したまま、戦利品を抱えて逃げ去った。
「気持ちのいい思いをしたのだから文句はないでしょ」
覆面をして男を襲う少女たちの捨て台詞。
京都府警からのお知らせ
「覆面少女淫行団」は人間ではありません。京都にそのような未成年者は存在しません。被害を受けた方は最寄りの警察署ではなく、神社仏閣、
教会、祈祷師もしくは宗教団体に御相談下さい。
【余談】
WEB幽読者投稿怪談・テーマ「京都」用に書いたものの、この手のものはどうせ不採用だろうな、と思うと気勢があがらず。結局送らずじまい。
気が弱くなった時は、Youtubeでエリック・カントナのプレーを見るにかぎる。5分程度ならマイPCの限界を超えないので大丈夫。
フィールドを支配する絶対王者、は無理としても、せめてあの威風堂々とした(人によっては傍若無人ともいうが)
態度だけでも見習いたいものだ。
蛙だなんて呼ぶと、カンフーキックをお見舞いするぜ。
7月は「雨」の「京都」怪談でも書いて投稿するべか。
異形コレクション「未来妖怪」はまだ届かないので宣伝できない。

