『増補・日本幻想作家名鑑』の記事をつらつら眺めていたら、「付録・マンガ編」のリスト。安野モヨコや赤松健(『ネギま!』
はファンタジーなのか…ギャグエロマンガだと思ってた)まで「1 確定 はずせない」に入っているのに、風忍が「3 これ以下は落とす予定」
ってのは、解せない。『地上最強の男 竜』はエポックメイキングな幻想マンガだと思うんですけど。永井豪、石川賢と来て、
ダイナミックプロの三本柱の一角が欠けてしまうのはどうも。
そうか、「忍者武芸帳」は幻想マンガでないのか。しかし「ジョジョ」が入るなら、歴史的な流れから言っても「忍者武芸帳」
を外すのは不公平だろう。最悪、あのスカトロジカルでエロティックな「バッコス」があるんだから、白土三平は欠かせないだろう。
いくら売れ筋、影響重視だからって、ワンピ−スにブリーチ、ドラゴンボールまで含めるんならねー……
幻想文学を全般的にマイナーなものとして位置づけといてマンガばかりメジャーなものを集めるというのはやや納得いないところだ。
ふくしま政美や徳南晴一郎(「人間時計」は「地獄くん」並にキモチ悪かった…)、とは言わないが、
せめて岡田史子ぐらい入れとかないと後で後悔することになるんじゃなかろうか。
単にファンタジーの要素をガジェットとして使っているものと、幻視そのものを中心に形造られている作品では、どっちが「幻想文学的」 で、『幻想作家名鑑』に載せるべきか、勝負は見えていると思うのだが。
怪談の定義と一緒で、私の基準は世間一般とはかけ離れているので――最近は特に酷くて、web幽なんて採用率は5分の1だし、 いやもともと採用率はそんなもんだとしても、幽文だってかすりもしなかったし、言っても詮無いことのような気がしますが、いやしかし…… どうなんでしょう。

