1.架空の町。地誌は確定していない。名称はひかり町。
2.ひかり町の【名所旧跡】【自然】【祭り】【あそぶ】【さわぐ】【絶景】スポットなどを紹介するガイドを書く。
3.ガイドに記された場所や物事にまつわる物語を書く。
詳しくは「日記アメンチア」(タカスギシンタロ)のこことここを見られたし。サンプル作品もあってわかりやすい。
4.他人の書いたガイド部分に、自由に物語を繋げる。物語からガイドを派生させるのも、ガイド部分のみ書いて、誰かが続けて物語を書いてくれるのを待つのも有り。
どうせガイドは互いに矛盾している。必ずしも忠実に設定を踏まえる必要はない。
わざと間違えて続けたり、誤植をまじえ、用語を変え、物語からガイド、また物語へと横断し、偏移を重ね、パラレルワールドを跳躍して、全宇宙に偏在するひかり町を拾ってゆけば、――そう、どのように言えばいいのだろう。これはつまり、なんとなく何とかなりそうな気がするだけの一種のアンチ・アンソロジーであり、決して作品を選ばない。ただ複数の作者によって書かれることが重要なのであり、話の巧拙、レベルの高低とか、出来の良し悪し、ジャンルの如何など、参加する意志以外のものを問わない。
5.掲載分については伏せておくのが礼儀かなとは思ったが、冊子の方はレイアウトや挿絵も付いてひとまとまりの別物だし、ミステリじゃないんだから、ネタバレでつまらなくなるようなものでもないと判断した。
わざと公開しない手もあるだろう。隠し札と言うか、掲載作を歯抜けにしておいて、勝手につなげた作品群と公開されたボツ作から想像させるなど。
やり方は色いろある。単純な方法がいいとは限らない。
でも人生は短い。取り急ぎ、はじめることが肝心だ。
ひかり町がひしめく無数の物語で膨れ上がり銀河のように渦巻く姿を見ずに死にたくない。
――結果が、棟割長屋程度にしかならなくても、それは一向にかまわないのだ。
6.以上は「ひかり町ガイドブック」作品募集企画を延長したものですが、主催者および作者各位には許可をとっておりません。
すべて事後承諾となります。
ひとたび発せられた言葉は公共のもの(まして私信でもつぶやきでも密室の談合でもない、作品です。作品は作者だけに属するものではないと考えます)、一方的に思いをぶつけたり、怖がらせたり、苦しめたり、楽しませたり、悲しませたり、和ませたり、傷つけたり、惑わせるだけでなく、言葉は対話するためにある、と考えるからです。相手の反応を限定するのは対話とは言えないでしょう。(←どう? なかなかカッコいいでしょ。目一杯気取っちゃったんで恥ずかしいったらないが) 感想を述べたり批評するかわりに、物語で対話すると考えてもらえればよろしいでしょう。物語が物語の谺を返す。返ってきた谺がまた新たな場所を見つけ出す。谺に妖精が異なる声をかぶせるように、声に声が重なって、囀りもせせらぎも咆哮も巻き込んで、森と谷と山のあわいに複数の声が響くのを聞けば、少しばかり幸せな気分になれるかもしれません。
各作品の著作権はあくまでその作者にあり、設定や登場する事物を流用したとしても「名のある作品とその二次創作」のごとき従属する関係ではなく、あくまで対等に、並列的に、独立して存在することをここに認め、それぞれの作品並びに作者を傷つける意図がないことを宣言する次第です。
もし勝手に繋げられては迷惑だ、一緒くたにされるのは嫌だ、という作者の方はお知らせ頂ければリンクを外します。
7.不狼児がここに公開した作品については自由につなげて頂いてかまいません。
8.お知らせくださればリンクを張ります。
9.どうせ否定するなら新たなものがたりを書き加えて否定してくれると嬉しい。
10.あと、何かあったっけ。
そうだ。以下に「ひかり町ガイドブック」の投稿作没作新作含め当方が見つけたものを勝手にリンク。
タカスギさんち ● ● ●
空虹さんち ● ● ●
オギさんち ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
砂場さんち ● ● ● ●
脳内亭さんち ●
いさやさんち ●
氷砂糖さんち ●
りきさんち ● ●
はやかつさんち ● ●